JPCのhoy si pero mañana noの記事内の2019.1.27のキューバの首都ハバナの竜巻被害をうけて急遽とりおこなわれた復興イベントHABANA DE PIEもInteractivoが中心となり、SNSなどを駆使して大勢の人を集めイベントを盛り上げた。
そんなInteractivoの2018年LIVE音源を聴きながらBlogを書いている。
やっぱり内容無茶苦茶いいではないか!?フジロックを観に行ったお友達も聴いたこともなかったにも関わらず、あのバンド良かったなと記憶に残るほどだったそうだ。そりゃそうだ、キューバ最強ミュージシャンが揃っている。そして、interactivoリーダーRoberto Carcasses(ロベルト・カルカセス)はキューバ音楽界では最も重要なキーパーソンとだと個人的には思うほどだ。
Interactivoを知ったのは日本も舞台となった2004年に作成されたMusica Cubana(ムジカ・クバーナ)という映画だった。邦題はミュージック・クバーナなのかな?この映画は当時のキューバ音楽シーンを感じることのできる。選りすぐりのメンバーによるライブシーンは素晴らしい。
キューバの歴史的なモンスターバンドchucho valdes(チューチョ・バルデス)率いるIrakere(イラケレ)というバンドがある。そのバンドにいたメンバーはマエストロ中のマエストロたちで個人的にも有名、更に立ち上げたバンドたちも未だにキューバを代表するバンドだったりと影響力のある人の集まりだ。それを第1世代とすると、僕が勝手に第2世代の代表、第2のIrakereと位置付けているバンドがある。それがColumna B(コルムナ・ベー)というバンドだ。
メンバーはロベルト・カルカセス(piano)、僕のチェケレの師匠である故Don Pancho Terryの息子であるヨスバニ・テリー(sax)、ダフニス・プリエト(drum)そしてデッセメール・ブエノ(bass)だ。このバンドも各々の活動もエゲツない。
特にプロデューサー業をやっているのがロベルトとデッセメール・ブエノだ。僕は流行りに鈍感なので浦島太郎的で言い過ぎかもしれないが、最近のキューバの曲でかっこいいなと感じる曲はほとんど彼ら絡みではなかろうか?
まだ彼らがおそらく20代そこらでやっていたバンドであるにも関わらずサウンドがぶっ飛んでいて僕はそれ聴いて衝撃を受けてそれ以降CDを買う気力がなくなったほどだ。特に1st”Enclave”というアルバム。1曲目から故ミゲル・アンガ・ディアスの素晴らしいコンガソロから始まるので是非チェックして頂きたい。
ゴリゴリのラテンジャズをやっていたロベルトがいい意味で肩の力が抜けてやっているInteractivoは是非知っていただけたら嬉しい。今回はブルーノート東京の公演もあるのでキューバを代表するキューバのポップスを味わってもらいたい。